車　値引き

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先日、突然車が壊れました。リアサスペンションが折れ、修理するのに何十万円かかると言われたので、乗り換えを決意。
前に乗っていた車はダイハツ・ムーヴで、燃費も性能も良く、とても気に入っていました。だから今回もダイハツ・ムーヴを購入しようと思い、家の近くのディーラーに行きました。

 

 

営業担当者に伝えたのは「車が壊れたので今すぐにでも購入したい」「予算は100万円」「車種はムーヴ」の3点。いろいろ駆け引きをしながら値引き交渉をとも思いましたが、そんな時間が無かったので、とにかく営業担当者に全てお任せしました。

早速見積もり書を持ってきたので確認すると、総額120万円から98万円に。最初から約22万円の値引きをしてくれました。予算100万円以内にしてくれたので、すぐに購入の契約。約10日後に納車となり、現在使用しています。

 

後日、その営業担当者と近所のスターバックスコーヒーでたまたま会いました。いい機会だったので一緒にコーヒーを飲み、いろいろ話をしました。その中でも一番気になっていたのが、何故いきなり22万円の値引きをしてくれたのかということです。いい機会だったので聞いてみると、営業担当者さんは詳しく答えてくれました。

 

まずは私が来店したときの印象について。「車が壊れてしまい、いま本当に困っている。だから直ぐにでも購入したい」という心情がとにかく出ていたので、購入する可能性が高いお客様だと思ったそうです。そして条件を端的に3点伝えたこと、これが値引きしてくれた一番の理由だと言ってくれました。

 

現在は「自動車購入値引き交渉テクニック」なる情報がネット上やハウツー本に溢れていて、それを真似するお客さんが多いそうです。営業担当者が「予算はいくらか？」と聞いても、最初は答えず交渉の最後に伝えてくる。「いくら値引きができるか？」などの探りを入れておいて、また改めて来店する。他店を何件か回って見積もりをもらい、それを提示しながら値引き交渉してくる。

 

最近はこのようなお客様ばかり相手にしていたので、疲れていたようです。私にその事を愚痴っていました。そんな中で「ムーヴを予算100万円ですぐにほしい」と単刀直入に言ってきた私に何か親近感のようなものを持ったそうです。「こっちもサービスをしてあげよう」と心から思ったそうで、値引きの他にも下回りの錆び防止処理や
スタッドレスタイヤなどいろいろとオプションをつけてくれました。

 

私の体験は、営業担当者がいい人でラッキーだっただけなのかもしれません。ただ、車が壊れて困っているから直ぐにでも車がほしいというような、気持ちを素直に伝えるのも値引きしてくれるひとつの方法かもしれません。

 

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